里山の草花 (5回連載)

開校日 2005.1/20
里山の草花は奈良時代の万葉集に数多く(1500首/4500首)おさめられています。

一番多く詠まれているのは萩(やまはぎ)で、一番少ないのは糞かづら(へくそかづら)です。
二種共に小さな花であることも実に興味深いことです。


秋の七草を詠んだ歌としては「山上憶良(やまのうえのおくら)」の
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花(おみなえし) また藤袴(ふぢばかま) 
朝貌(
あさがほ)の花」があまりにも有名です。
はぎ、おばな(すすき)、くず、なでしこ、おみなえし、ふじばかまの6つは現在の名前のものを指し、あさがおとは現在のききょうを指すとされています。(むくげもあさがおといわれていたこともある)

秋の七草(ヒヨドリバナ除く)

はぎ
多くの種がある。シロ花もある

すすき
河原のすすきは人々を郷愁へ導く

ふじばかま
野生で見ることはほとんどない。
ヒヨドリバナ、サワヒヨドリと
よく混同される。

なでしこ(かわらなでしこ)
シロ花のものもある。
次第に少なくなってきている

おみなえし
すでに限られた場所でしか
見ることができなくなった。

ききょう
明智光秀の家紋として使われた

くず
根は生薬として使われる

ひよどりばな
フジバカマと似ているが別種


最近では次第に里山でも姿を消しつつあり、野生では全く見られなくなったものもあります。
また、もともと少なかったり、万葉時代以前の帰化植物だったりのものもあります。
さてあなたの家の近くでは、いくつ見ることができますか?

第2回(春の草花)

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