Rhapsody　-2001-

　
先日黒瀬川の一斉清掃ときのこと。

私達のエリアは明治橋から下流なのだが、三年も続けているので
もう手慣れたもの、快適に草を苅ったり、ゴミを拾っていた。
そして苅った草に火をつけるのだが、ひとりの年輩の方が
こうおっしゃった。

「水際の方はそのままにしておいて下さい。鳥の巣があるから・・・」
「がーん」
ふだんえらそーに言っていたのに、水鳥の巣についてはすっかり
忘れていた。つい忘れていたのだ。あー自己嫌悪・・・

向こう岸から逃げてきた「バン」のオスに出くわしたとき

少し安心した。



長い冬も終わりいよいよ春が近くなった、そろそろ暖かい
日が多くなってきたように思える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　「水鳥のために・・・」　(了)

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